振り向かないで

振り向かないで

小学校生活最後のテストなんて


今日は月曜日。1週間の始まり。
…と言うよりも、期末テスト2日前、と言う印象の方が
圧倒的に強いです。


いつも通り、本当にいつも通り、授業は淡々と進み
いつも通りにホームルームの時間になる。


なんでこんなに普通なんだろう。
明後日にテストを控えているのに、誰1人として
焦ったり、不安になったりしている様子がない。


ふと浮かんだその疑問の答えは、有機凍肉
いたって普通だった。
普通に考えたらそんなに重要なものじゃない。
勉強をまるでせずに挑む子だっている。
最後だけど、基本的にはこなすだけ。そのスタンスの子がほとんど。


あと何日だ、あと何日だ…、なんて
こんなにもテストのことで頭がいっぱいいっぱいになっているのは
きっと私…、と、もう1人だけ。


周りのみんながいつものように
ただただ普通に過ごしているのを見ていると
あぁ私、すごい賭け事をしているんだなぁと
急に全身に冷や汗をかいてしまうような、ゾッした気分に襲われてしまう。


でも、もう後戻りはできない。私が決めたこと、受け入れたこと。
きっと…、いや間違いなく、私の意思で。
だから、もう悩んでいる暇はない。時間もない。
全力を尽くすのみ。


なんとかその気持ちで、急に訪れる不安を上書きすることが出来るから
きっと大丈夫、なんとかなると、自分を落ち着かせることが出来る。


最近、そんなことばかりを考えているなぁと思うたび
やっぱり私凄いことをしようとしているんだなぁ…、と…
…駄目駄目、…また、無限回廊に迷い込むところだったよ。


いい意味で、無心でいかないと…